日本酒は四季を通じて楽しむ習慣や行事があります。
ここでは春・夏・秋・冬ごとに行なわれている日本酒の呼び方と、その詳細をいくつか紹介します。
1.桃花酒
桃花酒は桃の節句に飲む日本酒です。
桃花酒は諸病を取り払って顔色を美しくするという古代中国の故事で言われています。
2.花見酒
花見酒は花見をしながら楽しむお酒で、奈良・平安時代から行われていました。
3.菖蒲酒
5月5日の端午の節句に飲むお酒です。
燗をしたお酒の中に菖蒲の茎を浸して楽しみます。
1.夏越しの酒
夏越しの酒とは6月の晦日に、半年間の汚れを落とすという意味から飲むお酒です。
田植えが終わって暑い夏を乗り越えるために飲む、景気払いのお酒です。
2.鰻酒
土曜の丑の日のうなぎを食べながら飲むお酒です。
3.冷やづくし
夏の暑い日や暑気払いのために冷えたお酒を飲むというものです。
その他には七夕酒や初秋の月見酒といったものがあります。
1.月見酒
月見をしながら飲むお酒のことで、15個の団子とススキの穂などの秋の七草を添えて楽しみます。
2.菊酒
長寿祈願と災難を払う意味で、旧暦の9月9日に菊花の酒(菊酒)を飲む習慣があります。
この日から翌年の3月3日の「桃の節句」までは燗にして楽しむことが正式です。
3.冷やおろし
冷やおろしは、冬から春に作られた日本酒が夏の熟成を経て出荷されるものをいいます。
外気が冷えた頃に出荷するので、火入れをせずに出荷されます。
1.除夜の酒
1年を振り返りながら新年の誓いをこめて飲むお酒です。
除夜の鐘を効きながら飲む「しめ酒」です。
2.屠蘇・年酒
お屠蘇(おとそ)は年が明けたときに家族で飲むお酒のことをいいます。
平安初期の宮中で中国の風習をまねたものが、一般庶民へと広がりました。
そして年酒は年始のお客様に勧めるお酒のことをいいます。
3.雪見酒
雪見酒とは雪を眺めながらお酒を楽しむものです。
コップに雪を詰め、その上からお酒を注ぐ雪割り酒も楽しまれています。
4.ひれ酒
ひれ酒はふぐのひれをあぶって、熱燗に注いだもので冬の鍋やおでんと相性がいいです。
ひれ酒のほかにも「かにの甲羅酒」や「骨酒」などもあります。